昨年の7月よりスタートした「玉淀館プロジェクト(仮)」の定例活動に、合縁奇家メンバーの大田・関口・木島で参加いたしました。
玉淀館の歴史は古く、建築されたのは昭和7年2月。二階建ての大広間舞台付宴会場を有する割烹料理店として多くの人々に利用されました。完成に際して埼玉県指定名勝である「玉淀」の名を保勝会から贈られたというのですから、如何にこの建物が当時から対外的にも誇れる立派なものであったかが窺えます。
しかし戦後の混乱した時世に寄居町外へと所有権が移り、いつしか玉淀館の営業も終了してしまうことに。それから長い年月が経って建物は老朽化が進み、このままでは建物を後世に残していくこともままならない状況となっていました。
そんな玉淀館を町の財産として残して新たに活用していきたいという想いを持った有志が集まり、保全や活用のアイデアを検討する「玉淀館プロジェクト(仮)」が始まりました。合縁奇家もその有志メンバーの一員として活動を続けています。
今回は暑くなってきて草や枝が伸びてきたので、草刈りや枝の剪定などをメインに活動を行いました。
敷地も広いので、これからの時期はこの繰り返しの作業が続きそうです……。
活用に向けて整理しないといけないことや急ピッチで進めないといけないことなど、考えることがたくさんありますが、とにかくできることをできる限り頑張って取り組んでいきたいと思います。
今後とも「玉淀館プロジェクト(仮)」にぜひご注目ください。